
記憶の箱舟 Microsoft アカウントからローカルアカウントに変更

PCでMicrosoftアカウントの代わりにローカルアカウントを使用する主な理由は、プライバシー保護、強制的なクラウド同期(OneDrive)の回避、およびセットアップの簡素化だ。個人情報がMicrosoftに送信されるリスクや、意図しない自動バックアップを防ぎ、デバイス単体で完結する運用をするためにはローカルアカウントでの運用となる。
なお、現在のWindows11の新規インストールでは、必ずMicrosoftアカウントが求められ、入力しないと先へは進めない使用になっているが、適当なアカウントと適当なパスワードを入力すると、「問題が発生しました」となり、ローカルアカウントの設定ができるようになる。
・プライバシーの保護: Microsoftアカウントは、利用状況などのデータを収集する懸念があるため、ローカルアカウントを使用することでデータの外部流出を最小限に抑えられます。
・OneDriveの自動同期回避: Microsoftアカウントでログインすると、デスクトップやドキュメントが自動的にOneDriveに同期され、意図せずストレージを圧迫したり、プライベートなファイルがクラウドに上がったりするのを防げます。
・オフライン動作と高速な起動: ログインにPINやネット環境が必須にならず、ローカル環境で迅速にPCを利用できます。
・セットアップの簡素化: 初期設定(OOBE)でネット接続を強制されず、アカウント作成のハードルが低くなります。
・アカウントの放置削除リスク回避: Microsoftアカウントは長期間(約2年)使用しないとアカウントが停止・削除される可能性があるため、ローカルのみで運用する安心感があります。
MSアカウントからローカルアカウントに変更(Windows 11)
スタートボタ(四角い窓)⇒設定(歯車マーク)⇒アカウント⇒ユーザーの情報⇒ローカルアカウントに切り替える⇒【回復キーが保存されている場合は】⇒この手順をスキップする⇒”ローカルアカウントに切り替えますか?”⇒次へ⇒PINまたはパスワードを入力⇒OK⇒“ローカル アカウント情報を入力してください”⇒ユーザー名・新パスワード(PWを設定しなければ自動ログインになる)・確認パスワード・ヒントを入力⇒次へ⇒サインアウトと完了⇒ローカルアカウントでサインイン
【回復キーが保存されなていない場合は】
windowsの検索ボックスから「BitLockeyの管理」を検索⇒BitLockeyの管理⇒回復キーのバックアップ⇒回復キーは3通りの方法がある⇒Microsoftアカウントに保存(ローカルアカウントでは保存できない・https://aka.ms/myrecoverykeyを開きMSアカウントでサインインし確認)・ファイルに保存(USB等にテキストファイルを保存・暗号化されてドライブには保存できない)・キー(48桁の数字)を印刷(PDF等に印刷)保存⇒注意:BitLockerを解除して再度有効にした場合新たな回復キーが生成される。
BitLocker回復キーの使い方
BitLocker回復キー(48桁の数字)は、PCの起動時などに暗号化ドライブへのアクセスが制限された際の解除に使用する。⇒「BitLocker 回復」画面が表示されたら⇒キーID(先頭8桁)と一致する48桁の数字を入力⇒【Enter】キーを押す。⇒正しいキーを入力したにもかかわらず画面が切り替わらない場合は、PCを再起動してみる。
WindowsのPINを削除する手順
スタート⇒設定⇒カウント⇒サインインオプション⇒PIN (Windows Hello)⇒削除⇒再確認画面でも「削除」⇒ローカルアカウントPW入力⇒確定⇒PINが削除される。
起動時のパスワード入力も省略する方法 (自動サインイン)
キーボードの Windowsキー + R ⇒”ファイル名を指定して実行”「 netplwiz」 と入力⇒ユーザーアカウント画面⇒自動ログインしたいユーザー名⇒”ユーザーがこのコンピューターを使うには、ユーザー名とパスワードの入力が必要”のチェックを外し⇒適用⇒現在設定PW2回入力⇒OK⇒再起動で自動サインインの確認
追記:Microsoftアカウントが駄目な理由
・勝手にストレージが暗号化される
デバイス暗号化は、ほとんどのパソコンでBitLocker暗号化を有効にする。
自動的暗号化を有効にする条件の一つがMicrosoftアカウントでのログインすること
起動しなくなったPCをセーフモードで起動する際など、BitLocker回復キーが必要で困る場合がある。
・勝手にOneDriveで同期
Microsoftアカウントでログインすると、ドキュメント・写真・ディスクトップ等が強制的にOneDriveに同期
OneDriveは規定値5GBしかなく、容量が足りずエラー等の原因となる。
ネット環境がないとファイルが開けない場合や、デザリングで通信料が増大するデメリットがある。
・プライバシー
アプリやサービスの利用状況をMicrosoftアカウントと紐づけ送信
関連付けられている主な個人データは、名前・連絡先・使用状況データ・ユーザーの興味など
個人データのシュアな用途は、製品の改善と開発、ユーザーへの広告と販売(ターゲット広告)。Microsoft広告が日本でも2022年に開始


