地方探検 冬の丸山遠見望楼に行ってみたい!Ⅱ
十哩(マイル)コース(2万5千図:樽前山標高差:127m)
コースタイム(歩くスキー)
十哩(←10分→)P216分岐(←10分→)P222分岐(45分→)P286分岐(20分→)丸山遠見(25分→)P222分岐(←25分→)丸山9号線林道・自転車専用道路経由十哩
上り 1時間20分下り 50分
交通
苫小牧からの中央バス「支笏湖」行きの便が2001年12月から休止となっているため利用できる公共の交通機関はない。
マイカー情報
苫小牧駅から樽前国道を19kmほど北上すると左手に案内板が見えてくる。そこが通称「十哩(マイル)」である。
その丸山林道入口ゲート付近に二台程度の駐車スペースがあるが、スコップの準備をしておいた方が良いだろう。また、国道沿いの駐車は、除雪のじゃまにならないようにしたい。
適した装備:歩くスキー・山スキー・スノーシュー・つぼ足
ガイド
入り口には、丸山遠見と口無沼風景林を案内する看板があり、夏はここから車で入ることができる。冬期間はゲートが閉まっており車での進入はできないが、決してゲート前には駐車しないようにしてほしい。 このコースは4.3kmの行程で標高差127mと丸山コースより高低差があるものの緩慢な登りには変わりはない。
丸山遠見までの途中には、左手に数本の枝道があるが、 P222分岐の丸山9号線林道以外は、右を選択することとなる。丸山林道と第2縦断林道、第2縦断林道と遠見林道の各交点には遠見への案内板があり迷うことはないだろう。

十哩の丸山林道入口

P286分岐

丸山林道

第2縦断林道
林道入口から望楼のある小丘陵までほとんど展望を望むことはできないことに相まって、高さ13mからの360度全開の展望は時間を忘れさせてくれる。この一帯の森林は昭和29年の15号台風によって想像を絶する大量の風倒木被害を受けたが多くの人達の努力により見事な森林が再現され、樹皮がウロコ状で枝が下がり気味のエゾマツや樹皮が灰白色で滑らかなトドマツの美林が続いている。
復路はほぼ丸山9号線林道までストックワークで降りることができるが、山スキーの場合はここからシールの着用が必要となる。丸山9号線林道は国道を渡るものの、自転車専用道路までほぼ直線に延びている。
なお、ツボ足の場合は、下りも日陰や吹きだまりの少ない上りと同じコースを選択した方が慣用である。

その昔苫小牧軽便(けいべん)鉄道が日高方面の海岸沿いを運行していた線を「浜線」と呼び、これに対して王子軽便鉄道が苫小牧から山に向かって走らせていた線を「山線」と呼んでいた。この山線には、苫小牧、六哩、十哩、十三哩、分岐点、湖畔、水溜、上千歳という駅があり、これらの幾つかの名称は今でも使われている。この中で「十哩」は、苫小牧からの距離が十マイルであることを表している。
山線は資材運搬を目的としていたが、大正後半から一般旅行者の便乗を許していた。しかし、切符の裏には「人命危険補償せず」と書かれていたそうだ。
この文面は、北海道の山登りをしている人々が集まって「北海道雪山ハイキング」と題する本を出そうと言うこととなり、私が担当した部分をHP用に書き直したものです。



