2013年5月18日、ボーイスカウト苫小牧第2団は苫小牧野草?の会の協力を得て、高丘森林公園にて「野草を食べよう!」の集会を開催しました。14時、支笏湖国道沿いの公園入口に元気に集合したスカウトたちは、最初に野草の会の方から野草の冊子を手渡され、野草についての説明を熱心に受けました。その冊子を片手に、野草という身近でありながらもなかなか知られていない存在への興味が一気に高まります。

公園の奥へ進みながら、周囲の草木も丁寧に教わりました。車の影響のない自然豊かな場所まで歩みを進め、ここからが本番の野草さがしです。皆で慎重に目を凝らし、匂いをかぎ、葉の形を覚えながら、食べられる野草を見つけ出す作業はまるで宝探しのよう。会の方に何度も確認しながら、また安全なものだけを集めるため注意深く摘み取ります。野草好きの大人もスカウトたちに負けじと真剣な顔つきで参加し、自然との対話が生まれていました。

集めた野草は、その場で持参したカセットコンロとコッヘルを使っててんぷらに調理されます。揚げたての野草てんぷらができあがると、その香りと食感に誰もがびっくり。どのスカウトも「ほんとうに野草なの?」と目を丸くしながら一口、また一口と頬張ります。苦みや土臭さはまったくなく、サクッと揚がった衣と野草のほのかな風味が絶妙にマッチし、大人も子どもも笑顔がこぼれました。名前はなかなか覚えられなくても、「また食べたい」「おいしい!」という感想は、舌と心にしっかりと刻まれました。

野草の会の方々の親切な指導と豊かな知識に、スカウトたちは大いに感謝しています。自然の恵みを安全に楽しむための知恵と工夫、そして普段は見過ごしがちな野草の魅力に気づかせてもらう貴重な体験となりました。途中には笑い声や「見て見て!」という嬉しそうな声が響き、春の森に活気が満ちていきます。青々と茂る葉や野の花、土の香りに包まれながらの集会は、まさに五感を使った学びと楽しさの両立でした。

この日、苫小牧の若きスカウトたちは、自然の中で遊ぶだけでなく、自然のいただきものを安全に味わう貴重な体験を通して、自然への好奇心と尊敬の心を深めました。今後の活動にもこの日の思い出と学びを生かして、自然と一体になる楽しさをますます感じてくれることでしょう。野草の生態や利用法を教えてくださった野草の会の皆さんに改めて感謝申し上げます。

