牛乳パックで船を作ろう!

新しい仲間を迎えて楽しい船づくり

7月のはじめ、夏を感じさせる日差しが降り注ぐ中、ボーイスカウト苫小牧第2団では新しい仲間を迎える上進式と、カブ・ビーバー合同の工作活動が行われました。会場はスカウトハウスの2階。いつもより少し緊張した空気の中で、横浜から苫小牧に移ってきた兄弟スカウトの入隊上進式がはじまりました。

まず、新しいカブスカウトが壇上に立ち、みんなの前でしっかりとした声で誓いを立てました。その姿を見守るスカウトたちとリーダー、そして保護者の皆さんの表情には温かな笑顔があふれます。仲間の誓いが終わると、会場全体から祝いのかけ声「おめでとう!ウォー、ウォー、ウォー!」が一斉に響きました。新入スカウトも少し照れた様子で「ウォー!」と返礼し、和やかな拍手に包まれながら新しい一歩を踏み出しました。こうして晴れて仲間入りを果たした兄弟スカウトを、団のみんなが心から歓迎しました。

上進式のあとは、ビーバースカウトとカブスカウトが楽しみにしていた工作活動です。この日のテーマは「牛乳パックで船を作ろう」。床にはたくさんの牛乳パックとガムテープ、はさみ、マジックペンなどが並べられ、スカウトたちは顔を輝かせながらすぐに製作に取りかかりました。

ただの牛乳パックではなく、浮力を確保するために工夫が必要です。スカウトたちはパックの中にパックをもう一つ入れて二重構造にしたり、何個もつなげて大きな船体を作っていったりと、思い思いにアイデアを出していきました。出来上がった船は形も大きく、まるで小さな造船所で作ったようです。

船が完成したところで、スカウトたちは協力してスカウトハウスの2階から船を慎重に運び出しました。外にはあらかじめ準備された大きなビニール製プールが待っています。いよいよ浮かべる実験の時間です。

「沈まないかな…」「本当に乗れるの?」と半信半疑のスカウトたち。まず一人が恐る恐る船に乗り込むと、水面はゆらりと揺れただけで沈みません。「浮いた!」という歓声に周囲から拍手が起こり、次々とスカウトが挑戦します。二人乗っても大丈夫。三人目が乗ったときも、船は一応水面を保っていましたが、次第にガムテープの継ぎ目から水が染み込みはじめ、ゆっくりと沈み始めます。スカウトたちは笑いながら声を上げ、最後は船も乗っていたスカウトもプールの中へ。全身びしょぬれになっても、誰もが笑顔でした。

そのあとは自然と水遊びタイムへ。リーダーがホースの水を使って即席の噴水を作り、スカウトたちに勢いよく水をかけると、あたりは大騒ぎ。水しぶきが光る中をスカウトたちが駆け回り、笑い声が絶えませんでした。後半は水をかけ返したり、船を浮かべ直したりと、それぞれ自由に遊びの時間を楽しみました。

活動の締めくくりには、全員で使った材料や道具を片付け、周囲の清掃を行いました。散らばった牛乳パックの切れ端を協力して集め、きれいな状態に戻してから解散。最後にリーダーから、「上進した仲間とともに、これからも力を合わせていきましょう」との言葉があり、スカウトたちは元気に「はい!」と返事をして活動を終えました。

新しい仲間を迎え、協力してつくった船で笑った一日。スカウトたちにとって、夏の始まりを感じる思い出深いデーとなりました。スカウトの創意工夫と団結が輝いた、楽しく充実した活動でした。