
丸山遠見の滝を見てみたい!
丸山遠見の滝は、勇払川に有る3つの滝のうち唯一国土地理院の5万分の1に記載されている滝です。
入口の表示は無く、国道276号線の丸山T字路から2250m、同じ国道の口無沼入口の看板から1kmの所を国道を横断するように丸山9号線林道が通っている。この林道をP214から東に入る 。
この道はサイクリングロードと交差し 終点の駐車場までは約950mとゲートがなければここまで車で入る事ができる。駐車場は広く、円を描いて方向転換できる十分な広さを持っている。滝へ行く には、スイッチバックするように細めのはっきりとした道へと入っていく事になる。道が狭くなり適度な下りを進むと勇払川の支流が見え、3回の 渡小渉で滝の右側に出る。そこには「丸山遠見の滝」と書かれた鉄板の看板が有った。
ここまで国道から約1650mで、歩いて30分ほどで着く。 自転車でサイクリングロードから入る場合は、サイクリングロードと平行して設置されている「王子特設電話41」の電柱から入る。この辺はさほど熊の心配は無いが、北海道の山なのでホイッスルを吹きながらどうぞ。駐車時用までは自転車で苦労なく行けるので、サイクリングの時は挑戦を!


途中に有った看板

国道入口

サイクリングロードからの
入口


色線は国道から駐車場へ。赤線は駐車場から滝への入口です。
細い道に入り、しばらくすると勇払川の支流が見えてくる。川との交点で道が無くなり、川の中を上流へ進むとまた道が有る。 このように川の中を3回渡ると左手に滝が見え、川の流れも激しくなってくる。




ここまで国道から歩いて20分ほどで着く。そこには「丸山遠見の滝」と書かれた鉄板の看板が有った。
この辺はさほど熊の心配は無いが、北海道の山ですのでホイッスルを吹きながらどうぞ。
高さ約12mでその下に見える部分が約8m位はあると思います。
巾は約3.5m位と思います。全くの目測ですので当てになりません。

国道から歩いて20分の所にある滝なのに、案内板もなく、パンフレットのもなく、ネットにも有りませんでした。残念ですね。それでもそれなりの人が来ているのだと思います。獣道ではなく所々に人の手が入った道になっていました。

結構見応えのある滝でした。
この写真は滝の右端を登って右に迂回して撮ったものですが、ここまで来るのに滝しぶきを浴びながら登りました。
足場は、瓦礫の堆積で出来ていますので崩れるおそれが有ります。気を付けて下さい。

滝口からも写真を撮りたかったのですが・・・この写真は、かなりの枚数の複合写真です。カメラが固定焦点の古いデジカメのため引くことも出来ず、このようなことになりました。
国土地理院の地図には滝の表記が有りますが、道が載っていません。いつものことながら地図とコンパスを手に一番近いところを狙いましたが、かなり上流に着きました。
地図上の川とは違い、かなり曲がりくねっていて、滝に着くまでは大変苦労しました。帰りの道は楽ですが。
この滝の由来について少々。
郷文研(苫小牧郷土文化研究会)は2002年に、幕末の探検家「松浦武四郎」が安政4年(1857年)、新道調査のため丸山一帯を踏査し苫小牧市丸山の勇振川上流で見つけ『夕張日誌』の中で詳しく書き残したアイヌ語名の滝「ユウフのソウ」を「勇振の滝」と命名し、スケッチに残した滝が何処なのかについての最終現地調査を行った。最上流の滝近くの林道から滝の上流を渡渉。林内を南下し、支流を渡って丸山遠見近くの支笏湖道路まで、約一キロを歩いた。その結果、「最上流コース」をとれば、無理なく千歳から苫小牧の樽前浜まで樽前山ろくを横断でき、武四郎の記録にある「ユウフのソウ」は最上流の滝のことであるとの結論に達した。
武四郎は、現在の千歳市烏柵舞から支筋湖周辺、苫小牧市樽前に至る一帯を踏査。その記録「志古津日誌」に、「ユウフのソウ」「ユフルの大滝」の記述を残した。
勇振川上流には、三つの滝があり、旧営林署や苫小牧市水道部などは、上流から順に七条の滝、丸山遠見の滝、勇振の滝と名付け、武四郎の見た滝は最下流の滝としていたが、札幌市在住の歴史研究者、地蔵慶護さんは現地踏査の結果から、最上流の滝を「ユウフのソウ」とし、見解を「武四郎のタルマイ越え」として出版。郷文研も同じ立場で、1997年から延べ五回に渡る現地調査を実施し、今回の結論となった。


