苫小牧の水道水の源流を見てみたい!

苫小牧の水道水の源流を見てみたい!

苫小牧市の水道は、東側を幌内川と勇払川を源流にする高丘浄水場が、西側を錦多峰川を源流にする錦多峰浄水場が受け持っている。
高丘浄水場は、「緩速ろ過方式」でろ過池の砂表面に繁殖する微生物の力を利用して水をきれいにする方法で、ろ過自体にはほとんど労力がかからないが、維持のために多大な労力と費用がかかる。また、施設面積も多く必要。
錦多峰浄水場は、「急速ろ過方式」で薬品の力を利用して水をきれいにする方法で、施設面積が少なくて済み、施設の維持にあまり労力は必要としないが、浄化するためには凝集剤を加える必要があり、水温やpH等で注入量も加減しなければならない。

今回は、苫小牧水道水の中でも自然に近い水を供給している高丘浄水場の源流(勇払川)をボーイスカウト苫小牧第2団のカブスカウトとビーバースカウト総勢26人が探検をしてきた。
高丘浄水場の水源は、高丘の地下水・北大を流れる幌内川・苫小牧市字丸山付近を源流にしている勇払川から供給され、この三種類をブレンドして美味しい水を市民に提供している。
高丘浄水場は勇払川から大きく離れているが、④の勇振取水場から導水管により⑤の高丘浄水場にポンプアップされている。
この勇払川には、三つの滝(上図①七条大滝②丸山遠見の滝③勇振の滝)があり、時間が有ったら探検してみるとよい。

今回の探検は、樽前国道の丸山から源流1を目指した。二回の下見をしたが、残雪が多く雪原を利用してのアタックは、時間がかかるので川床を利用しての遡行となった。
参加は、幼稚園年中から小学5年までの21人と大人5人の合計26人。
川床は岩盤のためすべることがあるためストックを利用し、浅いところを歩くように注意をしたが・・・・・・・

4月9日の丸山付近の積雪は1mほど有り、水温も冷たい中楽しい遡行を行った。
カブスカウト(小3~小5)とビーバースカウトをそれぞれペアにして川を歩いてみてびっくり!あどけないカブスカウトが小さなビーバースカウトと手をつなぎ上流に向かっていく。「こっちを歩いたほうがいいよ!」とか「大丈夫かい!」と声をかけながら進んで行く。驚きだ!!
川床は5~10cmほどの深さで、時折20cmほどの深みがある。源流は樽前国道から700mほどだが、倒木などがあり40分かかったが、春先の川を楽しんでいたようだ。これが、夏だったら泳ぎ始めるものが出てくるだろう。

源流から35分で樽前国道に無事?到着。
まだまだ余裕の元気な顔だ。
時間に余裕があったら源流2も行きたかったが・・・・・
行きも帰りも何人かがコケたり、手袋ごと水を触ったり、深みにはまったりしていたが泣く者もなく探検を終えた。
20分ほどでスカウトハウスに着くと床が水浸しで、源流の水を大量に長靴で汲んで来たようだ。

源流2は、湖畔から支笏国道に抜ける未舗装の近道が合流するT字付近に有るので見るのは簡単だが、水道水の源流であることを忘れないでほしい。
今回源流手前で「おしっこをしたい」と言ったスカウトがいたので「いいけど。この川・・・」という前に「やーめた!」とスカウト自身の言葉であった。楽しさで忘れていたのかスカウトハウスに着いてからトイレに行ったようだ。

昭和60年厚生省の「おいしい水研究会」は、全国10万人以上の198都市の中から、水道水のおいしい都市として32都市を選んだ。そのうち、北海道では苫小牧市と帯広市の2都市がそのお墨付きをもらった。
苫小牧の水は、名実ともに良質の水道水だ。