恵庭岳北麓沢を下ってみたい!

登山探検 恵庭岳北麓沢を下ってみたい!

恵庭岳◆(北尾根コース~北麓ルート)

恵庭岳北尾根の夏道コースを探していると、北麓沢が出てきた。
初めて聞くルートで、2~3の記録があったので、ポイントをGPSに記録して出発である。 ただし、極端に利用者が少ないので、利用には十分に注意が必要だ。
今回は、北麓沢下りの部分を中心に記録する。

■2023年6月18日:上り:北尾根コース1時間42分・下り:北麓沢ルート2時間10分
◆09時40分:北麓沢側の駐車場に車を止め出発
◆09時47分:C640で、道路から登山道に入る。登山道は、完全なコースとして完成しており、所々に分岐はあるものの、ほぼ迷うことなく登山ができる。ただし、まだマイナーなコースであり、平日の登山者は少ないので、慎重な行動が必要だ。
◆09時55分: C680で、前回と同じように直進し、3分ほどロスをする。
◆10時33分: C950。登山道には、必要以上に新しいトラロープが設置されている。
◆11時15分:西峰分岐コル。ここから南側(支笏湖側)を回り、山頂に向かう。
◆11時22分:山頂。昨年トラロープで吊って有った三角点が崩落し、更に崩壊が進んでいるので、登頂には慎重な行動が必要だ。
◆11時40分:山頂コルから北に降り、下山開始

・12時00分
 C1200で北尾根コースから離れ、多数設置されたピンクテープを目印に灌木の間をトラバースぎみに進み、北峰尾根を下る。
12時08分 C1170で注意喚起の看板

・12時26分
 C1050。大きな崖の左岸を下り、崖下を右岸にトラバース。トラロープ有り。

・12時54分
 C810⇒F4。北峰尾根から右岸をF4下部に降りる。注意喚起の看板からここまでの急斜面のほとんどにトラロープが設置されている。

・13時00分
 C755⇒F3。右岸のトラロープで岩を乗越し、右岸の急な軟弱斜面をロープ無しで下る。F3上部左岸にピンクテープが有り、北尾根コースのC800方向に登っていると思われる。前回、C805付近から踏み跡をたどったものの、見失い、左岸からC660の北麓沢に出たが、密集した竹に阻まれて、大変苦労した。

・13時16分
 C730⇒F2。右岸の岩を乗越し、T字のトラロープで右岸に降りる。

・13時33分
 C630の小滝は、左岸を降りる。

・13時39分
 C600の苔むした小滝中央を、トラロープを使って降りる。

・13時45分
 C580⇒F1。右岸側をトラロープで下るが、高さが有り注意が必要だ。

・13時50分
下山完了。下山は単独なので、かなり慎重な行動となり、北尾根コースの倍の下山時間となった。

北麓沢ルートは、多数のピンクテープがあり、また、F4までの急斜面にはトラロープが多数設置してあり、経験者であれば迷うことはない。
しかし、一度ルートを外してしまうと、地図で読めない地形もあり、トラックを打ち込んだGPS等がなければ危険である。地図とコンパスだけだと、ピンクテープを見失うと読図力が有っても、1/25000図では、10m未満の地形は反映されていないのと視界が極端に狭いので、下りでは更に難しい。
また、単独で動きが取れなくなった場合は、登山者が極端に少ないため、発見されるまでに相当の時間を要するので、複数での登山と、技量を持った経験者と行くことをお勧めする。
初心者を同伴する場合は、補助ロープが必要だ。

山頂から北峰尾根までには、何本かのルートが有り、また、北峰尾根からF4下付近に下りにも2本のルートがネット上で確認できた。
くれぐれも、安易に行くルートではないことを理解し、十分なデータを確認し、技量のある経験者との同行を忘れないようにすることが重要だ。

注意:表記してある標高は、GPSと写真をもとに割り出したもので、正確ではないので、参考程度に使ってほしい。滝と思われるものはF1~4のみではなく、苔が着いていたり、滑落すると大けがをする高さの物もあり、それなりの腕力がないと上り下りができないものもある。

熊の痕跡:5月23日9時05分から登山開始。9時40分北尾根コースC830からC890まで大きな羆が上った新しい足跡が有り、この日の登山者は私一人なので、前日夕から今朝にかけての足跡である。
写真から判別すると、横幅17.5cm、爪までの長さ20cmで、かなり大きな雄の羆で、下記資料から考えても相当な大な羆であり、注意が必要である。
この日の下山は北尾根コースC805付近から北麓沢C660に下ったが(ルート外)、沢に降りるまで密集する竹の障害で大変苦労した。

※参考資料:門崎允昭(森林保護No.255、1996年掲載)によると 
羆の手足横幅は、生後間もない頃は1.7~2.4cm、3ヶ月齢は5.5~8cm、9 cm以下は一歳未満、1歳以上は9.5cm以上、横幅15 cm以上は雄で、雌は最大でも14.5cm、爪を除く縦幅が22cm以上は雄。
生後間もない子は、指が6~7.5mm、趾は4.5~5.5mm、爪の基部の幅は指趾とも1~2.2mm、4歳以上の爪長(基部~先端までの直線距離)は5~8.5cm、趾爪は3~5cm、基部幅は指趾爪とも7~13mm。ただし、足跡による年齢の判定は先に述べた以上の判別は難しいとある。