秋の恵みに感謝して 収穫祭を開催
毎年スカウトたちが楽しみにしている収穫祭が、今年も秋晴れの空の下で開催されました。5月にスカウト全員で植えてからおよそ半年、芽吹いた苗はぐんぐん育ち、今年は肥料をたくさん入れたおかげで、例年以上に豊かな実りの秋を迎えることができました。各隊ごとに整えた芋畑だけでなく、スカウト一人ひとりが手入れをしてきた自分の畑にも、色とりどりの野菜がたっぷり実っています。
当日は爽やかな秋風が吹く中、スカウトたちが集合してまず芋の収穫から始まりました。土の中から顔を出した立派な芋を掘り出すたびに、あちこちから歓声が上がります。今年は大きな芋から小さな芋まで様々な種類が取れ、収穫かごはすぐにいっぱいになりました。どのスカウトも泥だらけになりながら、一生懸命に収穫作業を続けます。

ボーイ隊は一仕事終えると、掘りたての芋を味わう準備に取りかかりました。手際よくブロックでかまどを組み、片方ではお湯を沸かして煮芋づくりを開始。使うのはその場で掘った小ぶりの芋です。火加減を調整しながらコトコト煮える鍋の湯気が立ちのぼると、周囲にはやさしい土と芋の香りが広がりました。その間、ほかのスカウトたちは自分の畑に戻り、トマトやピーマン、カボチャなどの作物を次々と収穫していました。

やがて全員の収穫が終わり、スカウト広場に集合。そこにはボーイ隊が準備してくれた煮芋がちょうど食べごろに出来上がっており、ほくほくと湯気を上げています。スカウトたちは割り箸に刺して「いただきます」と声を合わせ、笑顔で味わいました。掘りたて、煮たての芋は格別で、素朴な味の中にそれぞれの努力が感じられます。

大きな芋は全員で分け、家に持ち帰って家族とともに調理するのがお決まりです。今年の畑は豊作で、どのスカウトも重たい袋を手に誇らしげな表情を浮かべていました。畑を耕し、種をまき、水をやり、雑草を抜き、半年をかけて育てた作物を自らの手で収穫し味わう経験は、食べ物の大切さや自然への感謝を改めて教えてくれます。

畑を通じて季節を感じ、仲間と協力し、成果を分かち合うこの収穫祭は、スカウト活動の醍醐味が詰まった大切な行事です。笑顔の絶えない一日となり、スカウトたちは心に残る秋の思い出を持ち帰りました。

