凍った支笏湖を見てみたい!

地方探検 凍った支笏湖を見てみたい!

支笏湖は、約4.4万年前に砕流や軽石などを噴出した火山の大噴火によって形成された支笏カルデラに水が溜まっでできた最北の不凍湖。湖岸は周囲約40キロメートルで、水深は最深部363mと海面より深く、田沢湖に次ぐ2番目の深さ。平均水深は265メートルで、全国8位の大きさながら、湖水の体積は約20.9立方キロメートルで、琵琶湖に次ぎ日本で2番目に多い水を湛えている。

支笏湖は日本最北の不凍湖であるが、貯水量が多く湖面が摂氏4℃(水が一番重くなる温度)に近づくと最深部に落ちていくため湖面の水温が氷結温度になりづらいので、なかなか全面氷結にならない。しかし、1953年、1978年 、2001年と3回の全面結氷の記録と最低気温の上位第3位までをこの3回の全面氷結時に記録している。この全面結氷は、厳しい冷え込み、まとまった降雪、風が弱く凪に近い湖面という何十年に1回あるかないかの条件が重なって起きる、奇跡のような自然現象。

前回の全面結氷は2001年で、支笏湖地域の様子は、前年12月から平年値を下回る厳しい冷え込みとなり、2月に入ると氷点下10℃を下回る日が続いた。また、水面温度が1月から低下し2月になってからは1℃~2℃で推移、全面結氷前日には0.9℃まで下がった。そして、2月1日にまとまった降雪(降水量として53㎜)があり、湖面をぬける風が弱く、降雪が湖面をシャーベット状の雪で覆い凍結し、この氷が全面結氷の引き金になったと考えられている。
支笏湖の南側にある洞爺湖も不凍湖であるが、1629年に全面結氷した記録が残っている。

ここから先の画像は、同じ支笏湖の氷の祭典「支笏湖氷濤まつり」の一コマです。

支笏湖氷濤まつり(しこつこひょうとうまつり)は、北海道千歳市の支笏湖温泉で毎年冬に開催される、支笏湖の透明な水をスプリンクラーで吹き付けて凍らせた巨大な氷像が並ぶお祭りで、「氷の美術館」とも呼ばれ、支笏湖ブルーの神秘的な青い輝きと、昼夜異なる幻想的なライトアップが魅力の、北海道を代表する冬のイベントです。